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匠紹介 極上の音色を追い求めて 銅鑼・三代魚住為楽

三代魚住為楽
TAKUMI Face
三代魚住為楽(うおずみ いらく)
1937年 石川県金沢市生まれ。
本名は魚住安彦。1953年 祖父の初代魚住為楽に師事し、銅鑼制作の道へ。1962年 (社)日本工芸会正会員(現在に至る)。2000年 紫綬褒章、石川県文化功労賞。2002年 三代魚住為楽を襲名、同年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。

 

茶席の準備が出来たことを知らせるために鳴らす「銅鑼(どら)」。この銅鑼づくりで平成14年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたのが、3代魚住為楽氏です。 武家屋敷が並び城下町らしさの漂う長町の一画に工房を構え、鋳型づくりから仕上げまで一貫しての作業を行っています。 魚住氏は祖父の初代魚住為楽氏(人間国宝)に高校生の頃から師事。名工と言われた初代の技術を継承し、様々な名品を生み出して来ました。深みのある鈍い輝きと、えもいわれぬ余韻を残すその音色は、「砂張(さはり)」という銅と錫の合金で作られた独特の素材と、長年にわたり磨いてきた技の賜物です。 銅鑼づくりは、蝋を溶かして型をつくり(そこまでにも数々な工程があります)、そこに砂張を流しこんで鋳出し、ツチで打って音色を整えるという複雑な工程。しかも、気温の関係で作業ができるのは春と夏だけというのですから、1年をかけても出来上がる作品はほんのわずかで、おのずと大変希少なものになります。銅鑼づくり以外の季節は、砂張を使った茶道具の水差しや花生けのほか、風鈴なども制作。象嵌などで繊細な装飾をほどこし、格調高い作品に仕上げます。伝統的な技法を用いながら、どこかモダンな印象を受けるのも特徴のひとつ。金沢の伝統工芸を代表する匠であると共に、茶道文化の発展にも貢献しています。
 




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