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 和洋融合が最も活発に進んでいるのはお家のインテリア、住空間だと思います。欧風の住まい方を取り入れても、やっぱり靴を脱がなければ家に入れない私たち日本人にとって、この流れは至極当然の成り行き。昨今の新築や改築ではリビングの一角に畳スペースを作るお家が増えているとか。テーブル＆チェアの生活は合理的だけど、どこかに和の和みが欲しい。そんな気分があふれている。だから、私たちは現代生活に合う魅力ある和のモノを探し始めました。例えば漆器。漆器はジャパンと訳されていますが、もはや異国趣味ではありません。あの黒や朱の艶やかさは、世界を魅了するインターナショナルな美しさ。漆黒のお盆にはバカラのグラスもウェッジウッドのティーカップもすんなりおさまってしまうことに気がついたのです。 一方、作り手たちは洋のテイストを取り入れた新しいモノを創造し始めています。障子だった和紙は柔らかな風合いのあるブラインドに、呉服を彩る加賀繍はテーブルセンターやクッションに。日本古来のお仏壇だって例外ではありません。リビングに置かれても全く違和感のないデザインが生み出されています。住空間の和洋融合はこれからもっと高まるはず。より洗練されたいいモノをセレクトしたいですね。
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