啓発情報誌 ス・テ・キ
金沢×ファッション

Kanazawa Traditional Arts & Crafts with Fascinating Fashion

きれいでしょ、装いに漂う和のエッセンス
黒いストラップドレスの肩にサラリとかかったおそろいのストールには、薄紅色の桜の刺繍。
横顔に見えるイヤリングは華やかな蒔絵…。
洋のなかになにげなく取り入れた和の伝統美が女性たちをより魅力的に見せてくれます。


友禅イブニングドレス 和を取り入れた洋服が本格的に注目されたのは、70年代、日本人デザイナーがパリのモード界に参入したときのこと。欧米にはない色使いや着物から生まれた形の美しさは驚きをもって迎えられました。それから30年。現在、日本のデザイナーも外国のデザイナーも和洋融合と意識せずに、和のテイストをさりげなく取り込んでいます。日本人が服の文化を消化し、世界が和を消化し始めたんですね。
 そんなモード界の流れを受けて、今、ストリートから社交界まで、和を感じさせるファッションがあふれています。伝統の吉祥紋様がデザインされたTシャツ、縮緬で仕立てたパーティドレス、畳の縁をあしらったバッグ、桜や梅など和花をアレンジしたアクセサリーなどなど。
 女性を美しく彩ってきた金沢の伝統工芸もこの流れに無縁ではありません。時間と手間をかけ、多彩な色に染め上げた優雅な加賀友禅、女性の手仕事から生まれる繊細な加賀繍は華やかなパーティドレスやバッグ、ストールなどにその輝きを映しています。さらに加賀毛針の技術からは可憐なコサージュが誕生し、武士の時代に鐙を飾った加賀象嵌はモダンなジュエリーへと変貌。金沢の伝統美は現代ファッションの上に新たな美しさを開花させています。

カクテルバッグショール&バッグコサージュ首飾&ブローチ


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